「死にたい」と思ったので。

自殺願望がある僕が幸せになれるだろうか。

会社を辞めてみた。

 

 

こんにちは、Paulです。

 

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  「死にたい」と思ったのでブログを始めてみた。 - 「死にたい」と思ったので。

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みなさん今日の体調はいかがですか?

私は「死にたいな」やっぱりこう思っています。

 

今回のテーマは「死にたいと思ったので、会社を辞めて見た」です。

あなたは今の会社で満足していますか?

元気にやれていますか?

 

私はうまくいきませんでした。

それで26歳でなんのキャリアもスキルもなしに会社を自主退職しました。

 

 

 

 

私が死にたいと思った理由

私は本気で死にたい、死のう、と思ったので、このブログを始めました。

ではなぜ死にたいと思うようになったか?

その直接的な原因は会社にあります。

 

入社して間もない私は、どちらかというと楽しく研修に参加して、

同期ともプライベートにおいても充実した日々を送るような、

どちらかというと波に乗っている側の人間でした。

 

専門研修でも頑張って1位をとり、周りから賞賛され、

会社で色々な事業の要となって働く自分の未来を思い描いていました。

 

ところが、配属後の何回目かの仕事で大プロジェクトのメンバーとなり、

事態は急変しました。

入社2年目にしてわからないことが許されないチームだったのです。

 

私の部署は電子回路の専門集団だったのですが、

大学で物理を専攻していた私は電子回路、ましてや企業が扱うような

実用的なものとなれば、わからないことだらけでした。

いや、わからないことしかないと言っても過言ではありませんでした。

 

それでも大学の研究室では、未知の知識や技術は調べたり教授から教わったりしながら、

着々と身につけていき、卒論を完成させた経験があったので、

今回もそれでいけると思っていました。

 

しかし、この部署ではそれが通用しなかったのです。

リーダーからは「不明点があればすぐ聞くように」と言われていました。

しかし、いざ聞きに行くとまともに回答してもらえません。

しかもとても威圧的な態度で対応されます。

やっと教えてもらえたと思っても、理解できなかった点について再度質問するとさらに高圧的になり、

最終的には怒鳴り始めます。

 

プロジェクトも部署が経験したことのないような高負荷な案件のため、

私には信じられないほどのタスク量が降り注いできます。

失敗したら億単位の損失だと毎日脅されます。

そして上司が私の担当をさらに増やそうとしたので、

拒絶しても全く聞いてもらえませんでした。

 

もちろん毎日遅くまで残業。

失敗、怒られ、罵られ、蔑まされる。

予定はどんどん押していく。

 

そんな日々が続いて、私はすっかり憔悴しきってしまいました。

気づいたら文字通りご飯が食べれなくなっていました。

朝は怒鳴られる悪夢で早朝に目が覚め、その後ずっとその不安に布団の中で怯えていました。

通勤電車では「死ぬ方法」「仕事が終わらない」「仕事怖い」などと検索しては、

記事を読んで心を落ち着かせていました。

 最寄り駅では動悸と吐き気に襲われ、デスクについても一旦休憩室で呼吸を整えないとやっていけないくらいでした。

 

そして、ついに私は家から出られなくなりました。

病院では抑うつの診断がなされました。

 

 

 

転職というもう一つのプレッシャー

始めは転職を考えました。

でも、私の会社は今の日本の平均的な目で見れば、おそらく羨ましがられるような会社です。

東証1部上場はもちろん、企業規模も最大級である親会社です。

そんな会社を簡単に辞められるわけがありませんでした。

 

それに転職しようと思っても、給料をさげることになるかもしれないし、

そもそも雇用が安定した会社に採用してもらえないかもしれない。

 

そして一番の不安要素は、「自分に対する自信のなさ」でした。

抑うつなる過程でこの26年間培ってきた自信はほとんど総崩れしてしまいました。

だから、転職してもまたうつになるんじゃないか、

俺がこうなってしまったのは「部署に問題がある」とか「企業体質と合わない」とかではなく、

ただ単に自分が欠陥人間だからじゃないのか?

私にとってこの不安が最も心に突き刺さっているものでした。

そして転職したとき、それが事実であることが確認してしまいそうで、何より怖かった。

 

だから、転職も思い止まった。

かといって、会社に足を運ぶことができない。

こうなったとき、初めて本気で死のうと思いました。

 

 

 

死のうと思ったので決断してみた

それで、最終的には会社を辞めることにしました。

もちろん転職の予定もなく。

周りからは次の企業の内定を獲得してからが絶対いい。そう言われていました。

 

ですが、このままでは潰れてしまいそうだったんです。 

直接的な言い方をすれば、ロープを買って、首を吊ってしまいそうだったんです。

だから辞めました。辞めてニートになりました。

 

この先予定はまったく見えません。

でも、確実に言えるのは、

私は、私に過度の仕事を与えておいてフォローもなくただプレッシャーを

かけるだけの上司やリーダーがいる会社に命を捧げたくはない。

ということでした。

 

 

幸い私には所帯はなく、道連れにしなくてはならないような人はいませんでした。

だからこの決断はそうでない人よりしやすかったと思います。

でも、例えパートナーがいたり、養わねばならない子供がいる人でも、

もし死にたいと考えている人がいたら、伝えたい。

 

どうか今すぐその会社を辞めてください。

 

 

あなたの事情を何も知らない私がこんなことを言って申し訳ございません。

でも、本気で死のうと思わせられる会社なんて、絶対あなたの居場所ではないはずです。

少なくとも、私は今、絶望の淵に立ちながらも最後の一歩を踏み出していません。

 

だから、辞めてください。

そのためにどんな手段でも使ってください。

何も言わず夜逃げしてもいいとおもいます。

夏ならば野宿してもいいと思います。

お寺に駆け込んで救いを求めてもいいと思います。

 

どんな迷惑でもかけてください。

どんな非常識な行動でもとってください。

 

もちろん私だって足枷は大いにありました。

大学や会社の同期がどんどん仕事に慣れていき、結婚さえしていくなか、

自分はこの社会からリタイアしようとしている。

相当な重圧を感じて辞めました。

もうここで死んでも後で死んでも同じだなとも思いました。

でもとりあえず辞めました。

何も考えずに辞めました。

 

 

そして今、なんとか、未来に希望を1ミリくらいは見出すことができるくらい、

心が上に向いています。

当時は奈落の底にいたので、這い上がる気力もありませんでしたが、

辞めて数ヶ月も経つと、何も頑張ってないのに、少しずつ世界が味方に見えてきます。

 

もし「死にたい」と本気で思っているなら、それは風邪と一緒です。

安静にしていれば回復するんです。

とにかく、絶望のただ中にいるあなたにはどうせ死ぬなら、

辞めるなんて無駄な労力は使いたくないと思うかもしれませんが、

そこは私を信じてください。死ぬ前に、一度だけ私にチャンスをください。

そしてどうか、楽になってください。

 

 

 

 

以上、Paulでした。

どうかみなさんの今日の心が少しでも晴れますように。